韓国アイドルの自殺から学ぶ韓国事務所の闇。(日本は韓国に比べるとホワイト企業である)
去年12月18日、私事であるが、ジャニーズWESTの濵ちゃんの誕生日の前日に
アジア中で衝撃が走ったニュースが起きた。
それは…
SHINeeのジョンヒョン自殺…
彼は、韓国でもトップクラスの人気を持つ、
SHINeeのメインボーカルをしていた。
SHINeeは曲が好きで私もよく聞いており、第2集*1ルシファーはウォークマンに入っているほど好きであった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/SHINee
洋楽とK-POPが混じっていて、なおかつ眠くならないような、シンセポップも入っていて、低音で独特のオニュと高音で独特のジョンヒョンの歌声は最高に聞いていて心地よかった。(語彙力がなくてすみません)
妹が、ちょっと昔、シャイニが好きで、特にラップとボーカルのオールラウンダーであるキーの大ファンであったため、ルシファー以降も多少は曲を知っている。
それぐらいではあるが、突然の訃報にとても胸が痛くなった。
彼は、もともと作詞家作曲家希望で、曲作りに追われたりなどで、うつ病を患っていたそうだ。
韓国芸能人をここまで追い込ませるのは何か?
韓国の芸能界は日本と比べ、自殺者がとても多い。
俳優のうち39%がうつ病に苦しまれ、
そのうち40%は自殺を考えた経験したことのあるのだという。
韓国の全国市文化部記者によると、
「韓国はどんな分野でも競争が激しく、芸能界は韓流ブームもあり、どんどん新しいスターが誕生するため、それだけ競争も熾烈。その重圧はすさまじいものである。また、ネットの誹謗中傷の書き込みもひどく神経の細やかな芸能人はうつ病になる人も多い」
それは日本同じで、競争が激しく、次から次へとブームや文化が変わっていくが、
なぜ韓国の芸能界はうつ病になる人が多いのだろうか…?
韓国アイドルを追い込ませるサセンファン
それは、韓国アイドルならではの文化にあった。
韓国には、「サセン」と呼ばれるアンチファンが存在する。
日本にもアンチファンはいるが、日本のアンチファンとはまた違ったニュアンスで、
芸能人の私生活まで侵害してくるストーカーのようなファンである。
これまた日本とは比にならないくらいタチが悪い。
特に日本でもおなじみ、東方神起のユンホは、接着剤入りのオレンジジュースを飲み、意識不明の重体に追いやられているし、
「韓国の関ジャニ」と呼ばれている、スーパージュニアのヒチョルもメンバードンへのお父様のお葬式の帰りにサセンファンに追いかけられ右足の大腿部を複雑骨折と、舌を縫っている。
果たして、これが本当のファンといえますか?
これを読んだジャニーズのファンの方は、「自担が韓国のアイドルではなく、日本のアイドルでよかった…」
と心底そう思っているであろう。
韓国三大事務所とは?
サセンだけではなく、韓国はよく自分の恩師と呼ばれる事務所とのトラブルが多いことでも有名。
韓国アイドルをはまったことがある方は、知っている方も多いだろうが、
厳しいオーディションを勝ち抜いた後、事務所の合宿所に寝泊まりをし、
2年~7年の練習をします。その事務所が人気になればなるほど倍率も高く、その分、デビューできる確率もグーンと下がる。
韓国の三大事務所は、東方神起、少女時代、BoA、SUPERJUNIOR、ジョンヒョンも所属していた、SHINee、EXOなどが所属している韓国のジャニーズと呼ばれるSMエンターテイメントと、2PM、missA、GOT7、TWICEなどが所属しているJYPエンターテイメントと、BIGBANG、BLACKPINKが所属しているYGエンターテイメントが基本とされているが、売れることを約束された分、その分レッスンも厳しい。SMはデビューするまで恋愛禁止だし、JYPの女子練習生は、毎月1回の体重測定に練習生全体で酒とたばこを禁止している。YGはアーティストの自律精神を尊重している。ただ、3つの中ではグーンとデビューできる確率は下がる。
話を戻すが、韓国事務所は、デビューまでのレッスン費は無料となっている。
ただ、出世払いなのであるが・・・。
ちなみにレッスン内容は、歌、ダンス、演技、語学、道徳となっている。
一人当たり平均1億円はかかるといわれている。
じゃあなぜ、訴訟しなければならないのか?
それは、SMの奴隷契約にあった。
SMは、2005年、純粋な外国国籍は初めてとなるメンバーを入れたグループをデビューさせた。それが、「Super Juniorのハンギョン」である。
彼は、2009年に事務所を訴訟し、自国である韓国へ戻ったのだ。
その数か月後には、東方神起が分離騒動を起こし、三人が脱退するという事件もも来ているし、EXOの中国人メンバー3人も事務所に訴訟し、その後自国で活動している。
なぜ、SMは訴訟を起こされてしまうのか…
それは契約にあった。
YGは最初は5:5で再契約を結ぶほど、6:4、7:3となっていくのだそう。
YGは人気が安定するまで個人活動をさせないので、給料もほぼ全員一緒なのだそう。
CMや、稼いだお金は、経費を除くと全部タレントが持っていくらしい。
JYPはというと、7年契約の5:5が基本だとのこと。面白いのは、グループで突出して人気が出たりした場合も公平に人数で割っているらしい。
ただし俳優活動の場合は、個人でもっていくとのこと。
対して、SMは、事務所の取り分が多く、収益の9割は事務所がごっそり持っていくとのこと。それも、個人活動なども事務所がごっそり持っていくらしい。
例えば、東方神起の場合、
5万枚売れたら、2%
10万枚売れたら、3%
20%売れたら、5%
がグループの収益分でそれをメンバーで山分けする。
デビューして1年は小遣い程度しかもらえず、少女時代もデビューして1年は振り込まれなかったのだという。
著作権量やイベントに関しても、事務所が持っていく。
SMが海外活動に積極的なのは、海外で稼いだお金に関しては、
アーティストの取り分を多く設定しており、アーティストのモチベーションを上げるためなのだそう。
それでも、作詞作曲を手掛けていたジョンヒョンは、同世代の男子に比べても、
かなり稼いでいたのだそう。
こういった問題は、JYJやハンギョンが訴訟したことにより、13年契約から、7年契約へ改善されたし、だいぶん改善されたのだ。
こうしたサセン、事務所問題、自分自身の作品の伸び悩みに苦しんだジョンヒョンは鬱になり、自殺を図るしかなかったのだろう。
以上であるが、こう見たら
闇でしかないジャニーズはスキャンダルもお咎めなしにしてくれるし、所属タレントに万が一なにかあっても法律を破っていない限り、全力で守ってくれ、歩合制で、人気ジャニーズジュニアに関しても高いブランド物のアクセサリーを付けられるほどの給料をもらっている…、と考えたら、SMAP問題や、アラフォーにならないと結婚できないなどの問題に比べたら、日本ではブラックであっても、提携会社のSMエンターテイメントの状況を知ったら、ジャニーズはホワイト企業に過ぎないのかもしれない。